2024年7月15日(月)

山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2015年12月29日

ルワンダはアフリカの
シンガポールのようになってきた

キガリの街

 さて、私が6年前に初めてルワンダを訪問した時も首都キガリは美しく掃除が行き届いていたが、現在はさらに国を挙げて環境の向上に力を入れている。市内の発展は目覚ましく高層ビルの建設も増えているし、交通インフラも整備され、通信環境(インターネット)も大幅に改善されている。

 私にとってみると今回で訪問回数は4回目だが、現在のルワンダはまるでアフリカのシンガポールのようなイメージに映った。キガリの街は「千の丘の国」と呼ばれるルワンダ共和国の首都であるが、緑も多く道路も綺麗に整備された美しい街並みになっている。

 そういわれてみると、カガメ大統領はリークアンユー元首相のように徹底した行政の運営をしているし、何よりも小国(四国の1.5倍の国土)の強みを生かした国づくりを進めているのも事実である。カガメ大統領の風評は一部には独裁者と云う噂も聞こえるが、発展途上国にはその位の強権発動するくらいのリーダーでなければ収まりはつかないものである。

アフリカでの鉱業セミナーが、なぜ必要なのか?

 今回の訪問中に、アフリカにおける史上初の日本企業(AMJ)による紛争鉱物資源のセミナーをルワンダの首都キガリで行った。なぜ、私がわざわざルワンダのキガリまで行って、セミナーを行ったのかについて説明したい。

 レアメタルのような素材の取引に最も必要な条件は安定供給と安定品質と安定価格である。つまり、供給国の政治的な安定性がない限り品質の向上や価格の安定も期待できないのである。 

コンフリクト・ミネラル

 私はコンゴにも何度も行っているが(実は今回もコンゴの資源調査を4日間も行った)、コンフリクトミネラル(紛争鉱物)と呼ばれるタンタルやタングステンや錫(ティン)が反政府軍の資金源になっていたり、若年労働者たちの人権が侵されている問題が発生しているのだ。ちなみに紛争金属のタンタルとタングステンと錫(ティン)は、そのアルファベットから3Tと呼ばれている。

 ルワンダの紛争鉱物に対する政府の規制と管理体制は大国コンゴと較べると秩序があり供給体制が整ってきた。ただし、小規模の鉱山経営者が多いために、仲買人(コンプトワール)を通じて売買するケースがまだ多くサプライチェーンが未確立である。

 鉱業セミナーの目的は当社(AMJ)の名前を宣伝することと、ハイテク製品の最終需要家は日本市場である事を理解して貰い、日本市場向けの直接貿易を推進することが今回のセミナーの目的である。


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