訪ねたところ~1日目~
「とんかつ いわしろ」
姫路駅に到着し、喫茶店でひと息ついたあと、アーケード街をぶらり散策していたところ。暖簾がかかる開店前に、行列ができる店があった。店前に置かれた看板の品書きを読むうちに、みるみると食指が動き、思わず列に並んでいた。「三角物語定食」「乙女物語定食」「初恋物語定食」「嫁vs姑物語定食」などなど。エビフライ、とんかつ、チキンカツを、甘いタレと玉子でとじたひと皿に、ごはんと味噌汁がついた、三角物語定食を選ぶ。カウンター4席ほどに、テーブル3卓の小さな店では、誰もが機敏に丁寧に働き、接客は和やか。聞けば創業は昭和24年で、定食屋として長く庶民に味方する。
兵庫県姫路市駅前町303
079-222-6516
「乙女物語定食」は、チキンカツの玉子とじと、ささみの天ぷら
運ばれてくるのを待つ間は、食べきれるだろうかと心配だったが、小ぶりの皿で登場した揚げものは揚げたてでさっくり。ごはんも進んで、ぺろりと平らげた
「姫路城」
平成5年、奈良の法隆寺とともに、17世紀はじめの城郭建築を今に伝える史跡建造物として、日本で初めて世界文化遺産に登録。敷地は広く、すべてをじっくり見学するにはかなりの時間がかるか、大天守へ直行するルート・西の丸ルート・お菊井戸ルートと、関心や時間に応じたいくつかの見学ルートがある。有名な会談「播州皿屋敷」に登場する「お菊井戸」が残されていたり、宮本武蔵が妖怪退治をしたとされたり、伝説も多い。
兵庫県姫路市本町68
079-285-1146