試合がどんどん長くなる
「こんなんじゃ揉め事の火種になるのは目に見えてますよ」とあるパ・リーグ球団の主力選手は指摘する。「本塁上で微妙なプレーがあるたびに監督が抗議して、審判がビデオ判定してたら、試合がどんどん長くなる。試合時間を短縮しようというNPBのキャンペーンに、完全に逆行してるじゃないですか」。
「クロスプレー自体が消滅して、野球の面白味や醍醐味もなくなった」と批判しているのはロッテの伊東勤監督だ。「捕手がブロックできないから、あっさり点が入っちゃって、見ていても全然ドキドキしないでしょう。捕手出身のぼくとしては考え直してほしいね」という意見にうなずくファンも少なくないだろう。厄介なルールができたものである。
【編集履歴】3月24日にコリジョンルールの退場は警告2回から3回に変更すると、NPBが発表した。
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。