「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2016年8月26日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

学校体育・部活ってなに?

 もうひとつ感じたのは、オリンピックに出場できるようなトップ・オブ・ザ・トップのアスリートの育成も確かに大切です。

 しかし、蓮舫議員の「一番じゃなきゃダメですか?」の発言ではないですが、たとえ競技は弱くても楽しいと感じながら継続し続けるスポーツ好きな子どもたちの育成の大切さのことです。

試合にのぞむ習志野ベイサイドスポーツクラブの女子サッカー大人チーム

 日本でも、従来からのスポーツ少年団などに加え、最近は地域の住民がヒト・モノ・カネを出し合い運営する総合型地域スポーツクラブから企業が経営するスポーツクラブなどがかなりの数まで普及し、とてもうれしく思います。

 いっぽう、学校体育の授業は基本的に同学年の子どもたち同士で練習し、中学高校での種目別の部活は対外試合に対して勝ち負けにこだわる部活命のような指導者であれば、どうしても試合に出ることのできないないし少ないベンチウォーマーが生まれがちです。良いか悪いのかは別にしてですが。

 長男が中学生のときバスケ部の試合を観に行きました。

 しかし息子はベンチウォーマーでした。

 帰宅後に尋ねました。

 「おまえ、試合に出たいか」と。

 「出たいよ。でも○ちゃんや□ちゃんはうまいから」と息子はさみしそうにいいました。

 ○ちゃんや□ちゃんらは、小学校のミニバスからの仲間で当時から試合に出られる常連でした。

 で、中学に進学してもウマヘタ(失礼!)のレベルはさほど変わらないので息子のベンチウォーマーは続いていたのです。

 「きっとそんな子は全国にたくさんいるのだろうなぁ」と私は思いました。

 そんなこともあったのかどうかはきいていませんが、息子は高校ではバスケはやらずに帰宅部になりました。

 じつは、中学での部活を高校でも続ける子どもは半数位といわれます。

 続けないこと、やめてしまうことの要因には、中学での勝ち負けにこだわることの嫌な体験や、試合に出られないので楽しくないとの感情もあるように思います。

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