内紛の否定
米メディアは新政権の閣僚人事をめぐって、政権移行チームで内紛が発生したと報道しています。「共和党主流派対反主流派」の内部抗争に「トランプ・チルドレン」と長女イバンカ氏の夫であるジャレッド・クシュナー氏が関与しているというのです。
今回のビデオメッセージの冒頭でトランプ氏は、政権移行チームは円滑に、効率よく効果的に進んでいると述べました。その意図は、明らかに内紛説の全面否定です。
トランプ氏は11月23日に第2回目のビデオメッセージを公開し、今回の米大統領選挙で分断が一層深化した社会に対して懸念を抱き国民に結束を呼びかけました。今後も同氏は動画を活用して中間所得層を立て直すための追加政策を述べます。その際、2回のビデオで触れていない北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉、米国とメキシコの国境に建設する壁の費用並びに不法移民の強制送還について言及するのかに注目です。
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