外交・安全保障で語らなかったこと
演説の中でトランプ大統領は、過激派組織「イスラム国」（IS）、イラン、イスラエルについて述べましたが、北朝鮮とロシアに関しては言及していません。今後日本は、同大統領が北朝鮮問題に時間とエネルギーを費やすように導いていく必要があります。
ロシアに関してトランプ大統領は「米国はあたらしい友人を見つける」と語り、間接的に触れたのかもしれません。米ニューヨーク・タイムズ紙及びCNNテレビが選挙期間中にトランプ陣営の幹部がロシアの情報機関と頻繁に接触をしていたという報道を流しました。その結果、身内の共和党内から特別調査委員会を設置する案が出るなど論争を呼んでいるため直接的な表現を避けたのでしょう。裏返せば、ホワイトハウスはこの問題にかなり神経を尖らせていると言えます。
議会と休戦状態に入ったトランプ大統領とホワイトハウスの極右ラインが、本当に議会と歩調を合わせて行けるのか疑問が消えません。
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