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(イラスト・マグマジャイアンツ)
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1月下旬にもかかわらず、群馬県富岡市で開催された一ノ宮地区円卓会議(自分ごと化会議)の会場には熱気が漂っていた
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自分ごと化会議に参加した大刀洗町の皆さん。参加者からは「会議への参加を決めた時からすごくワクワクした気持ちで過ごしていました」「今日の会議も3時間では足りなかった。楽しかったし、もっと話したかったです」と閉会を惜しむ声も聞かれた
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2021年の自分ごと化会議を経て設置された「MEGURU STATION(本郷地区)」。開発に携わったアミタの髙田大輔さんは「住民の方々と一緒に拠点づくりすることが重要。細部まで作らず、あえて〝余白〟を残すイメージで設計し、住民が使いながら完成させていくことがポイント」と話す
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「MEGURU STATION(本郷地区)」に併設された薪ストーブ。このコミュニティーでセンター長を務める廣木俊二さん(左奥から2人目)は「ごみを持ってきてくれたついでにみんなで暖まれる場所を、と思って作りました。休日は親と一緒に子どもたちもたくさん来るから賑やかですよ」と微笑む
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廣木さんらが1週間かけて建設したピザ窯。奥の畑で採れた野菜を使ってそのままピザを焼くという。休日には子どもたちも集まり、世代の垣根を超えてコミュニティーが形成される。「自分たちに必要な物やことを考えて、自分たちで実現していくのはすごく楽しいよ」(廣木さん)
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住民協議会の答申内容が具現化された大刀洗公園の遊具。対象年齢別に2つのエリアに分けて遊具を建設し、「親同士で会話しながら子どもを見守れる場所がほしい」との声を受けて屋根付きのベンチを敷設(中央)。プロポーザル方式の過程では、答申がどれだけ反映されているかも評価対象にしたという
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地元の鉄道(西鉄甘木線)を残すことも町の大きな課題だった。住民協議会では「残すには使うしかない」との声が多数上がり、利用促進のために、近接する町役場の駐車場の一部を開放する「パーク&ライド」事業に定期券利用者以外の駐車枠が生まれた。計21台の駐車スペースは、記者が訪れた当日も、ほとんどが使用されていた
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