日本の医療〝変革〟最前線
新型コロナウイルスや超高齢化社会により、日本の医療・福祉の課題が浮き彫りになりつつある。医療の自由開業、患者のフリーアクセス、かかりつけ医、地域包括ケア――。変えるべきものは山積だ。最前線をリポートする。
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2024/08/19 浅川澄一
介護保険の報酬改定で訪問介護事業者が窮地に陥っている。4月に決まった基本報酬が減額されたためだ。武見敬三厚生労働相は「さまざまな処遇改善加算を新設し、しかも手続きを簡素にしたので支給額は増える」と説明してきたが、現実はそうはではようだ。
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2024/05/31 浅川澄一
介護保険料について、多くのメディアが「過去最高の3.5%増」「年10万円超も」「目立つ地域差」などと、高額になることが良くないことであるかのような論調だが、果たしてそうなのか。高額な保険料を決めた自治体にその理由を聞いた。
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2023/10/18 浅川澄一
認知症ケアについて発信する主体が家族団体から当事者へと変わってきた。これは、政策へも大きな転換をもたらした。この6月に国会で成立した認知症基本法である。画期的な文言で綴られている。
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個人の判断「リビングウィル」と国の推奨「ACP」の混在
2023/08/17 浅川澄一延命治療など終末期医療への意思を表明する「リビングウィル」が日本でも浸透しつつある。住民団体や医療機関がカードや冊子を作成している。ただ、厚労省は「ACP」という新たな概念を推進しており、個人による意思表示を難しくしている。
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2023/07/21 浅川澄一
出生数反転策として岸田政権は「異次元」の施策を唱える。だが、児童手当など「お金」を配るだけで出産が増えるのか。現代の女性たちは、「生活のしづらさ」「不公平な人生」が続くことへの嫌悪感が強い。「明るさ」を灯す手立てはどこにあるのだろうか。
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2023/05/30 浅川澄一
コロナ禍で多くの問題点が指摘された「かかりつけ医機能」を定める法案が5月に参議院で可決されたが、その内容を見ると、当初の方針とは大きく違うものに化けてしまった。何が変わり、なぜ変わってしまったのだろうか。
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2023/04/05 浅川澄一
時代の流れは老衰死(自然死)に向かいつつある。延命治療よりも自然死を選択する日本人が増えてきた。死ぬ場所も「病院第一」から意識転換が起こり、「在宅」の延長として「施設入居」が選ばれている。しかし、死因が老衰死の割合は低い。なぜか。
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2022/12/29 浅川澄一
「かかりつけ医」機能の制度化問題が一応決着した。コロナ禍で、近隣の診療所や病院から受診を断られたり、ワクチン注射を受けられないケースが続出したことで、改めてかかりつけ医の役割を制度化を図ったが、遠く及ばず、押し戻された格好だ。
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2022/11/09 浅川澄一
第9期介護保険の改訂に向けた「給付と負担」の議論がやっと始まった。制度施行以来23年。サービス利用が一段と広がることは間違いない。制度の持続性を保つ策として、利用料アップとサービス縮減への見直し圧力が高まっている。主な論点は6つある。
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2022/07/20 浅川澄一
政府は平時から感染症対策を強化するため、内閣感染症危機管理庁と「日本版CDC」の創設を決めた。コロナ禍で難題だった専用病床への転換がスムーズになるか、初期対応を日常的に受け入れる地域の診療所、かかりつけ医がどのように参画するかが問われる。
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