「世界情勢」の最新記事一覧
-
2019/08/01 岡崎研究所アポロ11号が史上初の月面着陸し、人類初の月面歩行をしてから、丁度50周年を迎えた。宇宙開発は調査研究はもとより、経済的にも、安全保障上も重要。宇宙での国際協力はますます広がって行きそうである。
-
2019/07/31 岡崎研究所欧州議会はフォン・デア・ライエン独国防相の次期欧州委員会委員長への就任を承認した。EUの次期首脳人事は政治的妥協の結果、誰もが予想しなかった顔ぶれとなった。最大の試練は、過激な政治的変化や秩序崩壊が生じる時に、維持できるかどうかであろう。
-
2019/07/30 岡崎研究所中国におけるウイグル弾圧、洗脳が子供にまで及んでいることが指摘された。中国共産党は監視の行き届いた社会をつくることを目指して圧政する背景に、共産党統治がひっくり返されかねないという恐怖にとりつかれているからではないかと考えられる。
-
2019/07/29 岡崎研究所シリアでは、石油の生産が落ち込み、イラン産原油の供給も落ち込んでいるため、経済苦境が悪化している。ジブラルタル沖でのグレース1号の英国による拿捕は、それを象徴する事件のように見える。どう国を立て直していくのか、気が遠くなるような難題である…
-
2019/07/27 藤原章生商売人になりすまし北朝鮮に潜入する韓国のスパイを描いた韓国映画「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」(2018年、137分)がシネマート新宿などで上映されている。朝鮮半島の軍事的緊張が高まり、韓国政治が大きく揺れた1990年…
-
2019/07/26 香田洋二イラン核疑惑に関連する現地情勢、特にホルムズ海峡の航行安全の不安定化は我が国のみならず全世界に対するエネルギー安定供給を大きく阻害する事態に直結する恐れがあることから、米国提案の有志連合に対する我が国の取り組みに関する論議が活発化すること…
-
2019/07/26 岡崎研究所リビアでは2011年にカダフィが殺害されて以降、内戦状態が続いている。その結果、聖戦主義者に活動の本拠を与え、欧州を目指す難民の出発点となっている。米欧が国連主導の国民会議の開催を支持すべきであるが、足並みがそろわなければ動きそうにない。
-
2019/07/25 露口洋介日本取引所と上海証券取引所にETF(上場投資信託)が相互上場された。人民元国際化のプロセスとして、過度の米ドル依存からの脱却のために円を活用する流れ。日本が円の国際化と人民元ビジネスを通じた東京市場の活性化を進める好機である。
-
2019/07/25 岡崎研究所米国防総省は台湾への約22億ドル(約2400億円)の武器売却を承認したと発表した。台湾は自らを米国のインド太平洋戦略に一部として位置付けることで、米国の関与を確かなものにしようとする。一方、中国は反発を強める。
-
2019/07/24 崔 碩栄韓国にも、毎週日曜日の午後のルーティンがある。日本の「笑点」や「サザエさん」のような長い歴史はないのだが、日曜日の午後になると必ずトレンドキーワードランキングに登場する風物詩。それは日本のアニメーション「ワンピース」だ。
-
2019/07/24 岡崎研究所中国共産党は、自国の周縁部(香港、新疆ウイグル、チベット、台湾)に対し、締め付けを強化している。民主化要求に神経を尖らす。体制側にも周縁部にも恐怖の相互作用が見られるのが、今日の中国の一党独裁体制をめぐる状況である。
-
2019/07/23 岡崎研究所メキシコでロペス・オブラドールが大統領選で圧勝してから1年。新政権はポピュリスト政策を次々と打ち出しているが、そこには多くの制約と問題がある。メキシコの将来は、政権がポピュリスト活動家からステーツマンへと脱却できるかにかかっている。
-
金井誠太相談役インタビュー
2019/07/22 友森敏雄バブル崩壊後、拡大戦略のツケが回り、1996年にはフォードの傘下に入ったマツダ。それでも「世界一になりたい」というビジョンを描き、それを実現する方法を考え抜いて実行した。復活の軌跡を、当時研究開発のトップを務めていた金井誠太氏に聞いた。
-
2019/07/22 岡崎研究所トルコが米国が両立を認め得ないS-400とF-35を配備した。アジアと欧州の間にあるトルコは、シリア、イラク、イランとも国境を接し、クルド民族問題も抱える。トランプ政権がいかに交渉してNATO同盟国らしく振舞ってもらうかは、至難の業となり…
-
国際機関脱退のインパクト 反捕鯨国との埋まらぬ溝
2019/07/20 坂元茂樹日本で31年ぶりに商業捕鯨が再開されたが、すでに一部の反捕鯨国から批判の声が上がっている。これまで日本の築いてきた国際法遵守(じゅんしゅ)の立場が揺るぐことのないよう戦略の構築が求められる。
-
2019/07/19 岡崎研究所板門店における米朝首脳会合で、両国が実務者協議再開を合意した。今後は、非核化の定義が重要となる。北に核開発を凍結させるとの考えがある一方、あくまで核の完全廃棄がない限り制裁は解除すべきでないとの議論が対立してくる。
-
米中制裁ドミノ ファーウェイ・ショックの先
2019/07/18 児玉 博中国が「海のシルクロード」に沿って海底ケーブルの敷設に力を入れている。あらゆる情報を握り覇権に挑む中国に、米国が繰り出す次なる一撃とは。
-
2019/07/18 岡崎研究所中国本土への「逃亡犯引き渡し条例」改正案に反対する香港のデモは、依然として勢いを保っている。デモの暴徒化は、中国政府に弾圧の口実を与えた可能性がある。国際社会としては、香港において自由が守られるよう求めることを放棄しないことが望まれる。
-
2019/07/17 岡崎研究所米中貿易戦争に世界の注目が集まる中、米印間にも貿易摩擦が醸成されつつある。インドの非関税障壁が高いことへの不満だが、対印貿易赤字は対中の7%にも満たない。安全保障面でインドは米国にとって重要であり、米国は大局的視点を見失うべきではない。
-
2019/07/16 岡崎研究所地球温暖化問題の深刻化で、環境問題が欧州の政治で重要な役割を果たすようになっている。炭素税導入はじめ環境対策をとる欧州諸国による関税付与は一層進むであろう。ただ、米国などの気候政策を変えるとは考えにくい。
|
|
|
