特集:2024年展望
ウクライナ戦争やガザ紛争、米中対立と世界が混とんを続ける中、2024年は米大統領選や台湾総統選、インドや韓国の総選挙など世界は「選挙イヤー」となる。国内では、危機に直面する岸田政権や「2024年問題」へと突入するなど、厳しい状況が続く。先が見えにくい2024年を、各界の専門家が見通す。
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2024/01/05 大西康雄
中国経済は2023年7月頃を境に正常に復しつつあるかに見えるが、依然として力強さに欠ける。現下の経済情勢を中国当局はどう認識しているのだろうか。経済政策の方向性から2024年を見通していきたい。
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2024/01/05 服部倫卓
無謀なウクライナ侵攻を続け、国際的な制裁包囲網を敷かれながら、23年もロシア経済が崩壊することはなかった。悪くない成長率を保つのは戦争という景気対策があり、プーチンは「軍事ケインズ主義」を歩み始めている。2024年のロシア経済はどうなるの…
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2024/01/05 佐々木伸
イスラエル軍とハマスのガザ戦争は〝第5次中東戦争〟への危機をはらみながら新年を迎えた。中東全域に緊張が高まっているのはイスラエルがイラン革命防衛隊の将軍やハマス政治局副代表らを暗殺し、イランやシーア派組織ヒズボラが報復を示唆するためだ。
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2024/01/04 長尾 賢
2024年はどのような年になるだろうか。インドを念頭に置いた場合、日本で関心を集めるのは、対中戦略が変化するかということであろう。インドの外交姿勢が変化する要因は大きく3つあると考えられる。
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2024/01/04 吉永ケンジ
尹錫悦政権2年目となる2024年の韓国は、いったいどのように動いていくのか。本稿では、政治、国際、経済、日韓関係の4つの視点で論じていきたい。
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「永田町政治」を考える⑤
2024/01/03 樫山幸夫2024年を占うとき、国民の最大関心の一つは、岸田内閣の存続のだろう。安易な予測は禁物だが、首相本人にからむスキャンダルが発覚したり、予算審議が長期間ストップすれば万事休すだろうが、そうならない場合は、〝低空飛行〟で持ちこたえるかもしれな…
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2024/01/02 斎藤 彰
今年11月の米大統領選は、再選めざすジョー・バイデン大統領(民主党)とドナルド・トランプ前大統領(共和党)との一騎打ちの公算が濃厚となってきた。現時点での勝敗予測は時期尚早だが、今後の判断材料として、4つの要因に注目していく必要がある。
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「貿易赤字国として迎える米利下げ」は果たして円高をもたらすのか
2024/01/01 唐鎌大輔円安が続いた23年から24年のドル/円相場見通しへ注目が集まるが、ほとんどの市場参加者は「FRBは利下げ、日銀は利上げが注目される年」とするだろう。本コラムでは日本経済の構造問題に切り込むために需給構造の変化に焦点を当てた上で議論を展開し…
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2023/12/27 中島恵
2023年もまもなく終わろうとしているが、1年を通して多く取り上げられたのは不動産不況をはじめとする中国国内の経済の悪化だ。そんな中国の現状を若者たちはどう考えているのか。2024年に展望はあるのか。中国に住む人々に意見を聞いた。
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