2022年11月29日(火)

使えない上司・使えない部下

2017年12月14日

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どんどんと出世していくタイプは農耕民族タイプです

浜中健児社長

 この10数年は、一流の大企業では人材のセレクトの中身が変わってはいるとは感じます。それ以前は、損保・生保の特に営業では狩猟民族のようなタイプの社員が活躍し、実績を残していました。半年、1年先、3年先の目標数字を達成するために、契約を次々と成立させ、実績を上げていくタイプです。

 このタイプは、数字至上主義に陥ることもありえます。社内外に敵をつくってしまうこともあるかもしれません。私が20代の頃(1990年代)に頭角を現していた狩猟民族タイプの社員は40代後半から50代前半になった今、多くは管理職ではありますが、ラインからはやや外れつつあります。

 ラインの中心にいて、どんどんと出世していくタイプは農耕民族タイプです。

 半年、1年、2年、3年、4年、5年、10年と先を確実に見通し、そこに時間内でたどり着き、それぞれのステージで高い成果・実績を残すことができる人です。地味でありながらも、ち密で、計画性や戦略性をもち、黙々と仕事をして、安定した成績を高いレベルで維持するタイプです。派手ではないのかもしれませんが、しなやかな強さを持っています。

 優れた農耕民族は天気や風、気温などを見極め、台風などを警戒し、稲を守り、育てる策を練り、素早く対応できるでしょう。そのようなタイプの社員が、セレクトされる傾向が顕著になってきているように感じます。

 私? あの頃は、狩猟民族タイプだったのでしょうね…(苦笑)。当時、周りにいた同僚らも…。農耕民族タイプが台頭してきているのは、社員間の競争の中身が一段とシビアになってきているということだと私は思います。

  

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