いま生成AIの爆発的な利用拡大で懸念されているのが、急増するデータセンターによる電力需要の増加です。この分野で世界をリードするアメリカを見ても、2030年には電力需要量の大幅増が予測され、電力不足が懸念されます。アメリカ同様、データセンターを推進する日本ですが、この10年近く発電量が減っているという現実があります。そんななか、これから急増するデータセンターを支える電力だけでなく、データセンター用の資機材や発電のための人材不足も懸念されます。ここでは常葉大学名誉教授・山本隆三氏が、これから起こる「新たな電力問題」について資料を示しながら解説します。
*撮影時の状況により、音声の不具合がいくつかございますが、字幕を掲載しておりますので、ご了承ください。
【タイムテーブル】
00:00 イントロ
00:21 米国のデータセンター需要
19:30 日本の電力需要と課題
【出演者】
山本隆三(やまもと・りゅうぞう)
常葉大学名誉教授。NPO法人国際環境経済研究所所長。京都大学卒。住友商事地球環境部長、プール学院大学(現桃山学院教育大学)教授、常葉大学経営学部教授を経て現職。経済産業省産業構造審議会臨時委員などを歴任。著書に『間違いだらけの電力問題』『間違いだらけのエネルギー問題』(いずれもウェッジ)、『経済学は温暖化を解決できるか』(平凡社新書)、『電力不足が招く成長の限界』(エネルギーフォーラム社)など多数。
【今回ご紹介した書籍】
『間違いだらけの電力問題』(ウェッジ)
〈第45回エネルギーフォーラム賞普及啓発賞受賞〉電気は社会を支える重要なインフラであり、行き当たりばったりのエネルギー政策では対処できない。脱炭素の行方をふくめ、エネルギー事情に詳しい著者が様々な角度から電力問題を考える。
https://www.amazon.co.jp/dp/4863102844
『間違いだらけのエネルギー問題』(ウェッジ)
拙速な脱石炭、再生可能エネルギー導入は、貧困問題を脇に置き、電力の安定供給を全く無視するもので、かえって国民の生活を貧しいものにする。海外のエネルギー事情に詳しい著者が、真に持続可能な社会を構築する方法を模索する。
https://www.amazon.co.jp/dp/4863102526
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【リンク】
♦「ウェッジブックス」HP
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