From NY

2018年4月21日

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田村明子 (たむら・あきこ)

ジャーナリスト

盛岡市生まれ。1977年米国に単身留学し、1980年から現在までニューヨーク在住。著書に『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)、『知的な英語、好かれる英語』(生活人新書)、『女を上げる英会話』(青春出版社)、『聞き上手の英会話』(KADOKAWA/中経出版)など。翻訳書も多数。フィギュアスケートライターとしても知られており、『挑戦者たち-男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で2018年ミズノスポーツライター賞受賞。

 一人の購入枚数に今のところ制限はないため、何十枚も購入していく人々もいる。残念ながら5種類のうち、アラジン・セインの写真のデザインはすでに売り切れだったが、残りの4種類はどうにか手に入れてきた。

手に入れたメトロカード(撮影:筆者)

 25万枚が売り切れたら販売終了の発表がされることになっているが、果たして何日もつのだろうか。

筆者のボウイの思い出

 実を言うなら、筆者が生まれて初めて買ったレコードは、デイビッド・ボウイのドーナッツ盤「スターマン」だった。当時筆者はかなりひねた小学校5年生で、お小遣いを握り締めて手に入れてきたこのレコードを擦り切れるほど聴いた。

 翌年のお年玉で、この曲が収録されたLP「ジギースターダスト」を買い込んだ。このボウイの音楽をきっかけにして、日本の片田舎の小学生だった筆者の目は一直線に海外へと向かい、英語の猛勉強を開始。その4年後にアメリカに高校留学して、大学生から現在に至るまでずっとニューヨークで暮らし続けている。

 著者が聞き始めた当時のボウイはロンドンの人だったけれど、気がついたら彼もいつの間にかニューヨーカーになっていた。その彼の追悼展示ポスターが、住み慣れたニューヨークの地下鉄の駅の壁を埋めているのを見るのは何とも不思議な気持ちであり、縁は異なものとしか形容できない、複雑な思いなのである。

  
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