2024年12月5日(木)

古希バックパッカー海外放浪記

2018年8月17日

(2018.6.5~7.18) 44日間 総費用38万円〈航空券含む〉)

英国はクレジットカード社会

(ludhi85/Gettyimages)

 6月6日(水)午後7時。警察への通報が終わったので宿探しを再開。しかし、ダンステイブルでは満室か高いかで適当な宿がない。帰国便を変更したり、両替したり、今後の計画を検討するにもロンドン中心部に早急に戻るのが得策と判断。ロンドンへ戻る道路を走りながら宿屋を探すことに。

 午後8時過ぎにホリデーイン・イクスプレスを見つけるが満室。午後9時頃プレミアインを見つけたがクレジットカードがないと宿泊できないと断られた。

 午後10時前にモーテルを発見。やはりクレジットカードの提示を求められた。係員にクレジットカードそのものは盗られたが、カード停止の通知をしていない旨を説明して、カード番号等明細を伝えて一泊分の宿泊料金を決済。ビジネスホテル並みの部屋でなんと一泊120ポンド(=約19800円)也!! 

 シャワーを浴びて落ち着いてから、携帯電話で日本の家内にメールを送り盗られたクレジットカードの停止を依頼。翌朝メールの返信を見ると「落ち着いて行動してください」と。確かに災難に遭遇して精神的にどこか浮足立っていることに気づいた。

【教訓】クレジットカード、パスポート番号、海外旅行保険の緊急連絡先などメモにして携帯しておくこと。緊急時に役立つ。

クレジットカードがないと泊まれない

セントパンクラス・ルネッサンス・ホテルの入り口。玄関の柱にはナチスドイツの爆撃機の攻撃でできた傷が無数に残っている

 6月7日(木)午後5時。ロンドン中心部のキングスクロスのホステルに到着。事前にネットで調べた1泊2500円程度のホステルだ。二段ベッドが並ぶ大部屋である。クレジットカードがないので全額をキャッシュで払うと申し出たが「規則により不可」との回答。保証金を担保として差し入れると提案したが却下。

 色々と説明を聞くと、先ずはネットを通じて有効なクレジットカードで予約して予約金を決済すること。そして残額をチェックアウト時にキャッシュで支払えばクレジットカード本体を提示しなくても問題ないということが判明した。これはほぼ全ての宿泊施設で同様である模様。

 日本の家内にメールして普段使用していないクレジットカードの情報を送ってもらうことにした。日本との時差は7時間。ロンドンの午後11時で日本の朝6時である。家内が起きてくる午後11時過ぎまで待たないと返信は来ない。

 事情を説明すると「ホステルの規則上チェックインしていない人間はホステルの施設内に留まることは許されない」と強引にホステルを追い出された。キングスクロス駅のベンチでメールの返信を待つ羽目に。幸い午後10時過ぎに返信が来てクレジットカード情報を入手、事なきを得た。家内とクレカの有難みが身に染みた。


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