一体全体いつ帰国できるのか
6月9日(土)。クレジットカード支払い問題(本編の上ご参照)も解決して、ロンドンで博物館・美術館巡りをして帰国まで過ごすことにした。次の課題は8月11日発の帰国フライトの変更である。チケットの約款によると2万円程度の手数料で変更可能だ。
朝から何度も航空会社に電話するが混みあっており電話が通じない。昼前にやっと電話が通じて6月下旬ロンドン発にフライト変更を申し込むと1400ポンド(=約25万円)の追加料金が必要とべらぼうな回答。羽田・ロンドン往復チケットを9万2000円で購入しているのに日程変更で25万円とは論外である。
「予約した等級の座席は繁忙期のため満席となっておりエコノミークラスの料金カテゴリーの異なる座席しか空いていない」という。オペレーターのナンシー嬢は生粋の英国人のようで英会話は完璧であるが、対応を聞いていると航空業界での経験は少ないようで不安を覚えた。念のために具体的に7月5日のフライトのエコノミークラスの最安値の追加料金を確認すると600ポンド(=約10万円)とのこと。
そこでさらに7月20日前後で最安値を照会するとシステムが停止しているので午後システムが復旧したら電話するとの回答。
落ち着かない週末
午後5時前にやっと電話があり7月17日、18日、19日発であれば変更料金130ポンド(=2万円強)との回答。即座に7月17日発を指定。しかしナンシー嬢はシステム上座席予約の確認が取れるのは月曜日になるという。
6月11日(月)。朝9時からオペレーションセンターに電話するが回線がつながらない。午後4時にやっとナンシー嬢がつかまりシステム上での座席予約確認完了。
振り返ると予約変更のため土日月の3日間を潰したことになる。25万円の出費を2万円にするためには時間と忍耐力が必要なのだと自分を納得させた。お金さえ気前よく払えば人生万事イージーゴーイングなのであるが、おじさんバックパッカー旅は真逆である。