2024年4月21日(日)

“熱視線”ラグビーW杯2019の楽しみ方

2018年11月16日

(写真:AFP/アフロ)

すばり2019年ラグビーワールドカップの見どころは?

――世界と同じ土俵に立った日本。その雄姿を応援する以外に、はじめてラグビーを見る人のために見どころを教えて下さい。

田村:それぞれの国の文化の違いを見るのが楽しいでしょうね。その国の文化というのは試合に表れます。キックが好きなチームとか、激しく前に出ていくのが好きなチーム、ボールを持って、繋いで逃げ回るのが好きなチーム、あとは気性の違いですね。

 もちろんへらへらしているチームなんかはありませんが、バチーンと激しかったり、スマートにいったり、冷静で堅実だったりと、お国柄が表れやすいスポーツです。

 ラテン系であったり、アイランダーであったり、大陸系であったり、または、強豪国はみんながプロであるのに、マイナー国は職業を持っている選手がいたり、それが医者だったり、弁護士だったり、やはりラグビーは人がやるスポーツなので人を見る楽しみというのがあります。

 それぞれの選手のバックグラウンドをぜひ「ラグビーマガジンを読んで、知って」からワールドカップを見ていただければ間違いなく楽しめると思います。

 あとは各国が滞在しているキャンプ地がありますので、そこで選手たちに触れて、素顔を見ることも楽しみのひとつだと思います。

村上:前回の南アフリカ戦のように世界が驚く可能性のある試合は、第2戦のアイルランドです。第1戦のロシアにはよほどのアクシデントがない限り、たとえば何人もの退場者が出てしまうようなことがなければ勝てます。

 現在、アイルランドとイングランドが北半球ではツートップという感じで、ニュージーランドとか南アフリカに勝つ可能性を持っているチームです。

 アイルランドは手堅いしパワーもあるし、頭の良い選手も多いので、ここを崩せれば決勝トーナメントに進出できると思っています。

 もう一度日本は世界を驚かせることができるのか、それは第2戦のアイルランド戦に掛かっているので、この試合はぜひ見て欲しいと思います。静岡のエコパスタジアムで行われます。

――日本が決勝トーナメントに進出するためのキーになるのはこの第2戦のアイルランド戦ということですね。

村上:このアイルランドとの試合に負けても2位になればいいと考えれば、1戦目のロシアと3戦目のサモアに勝ち、最終戦のスコットランドにも勝って3勝すれば、2位で決勝トーナメントに進出できます。これが一番可能性のある方法だと考えます。

 ですが、サモアは強いので日本がこける可能性があります。だからこそ第2戦が大切で、アイルランドに勝てばその勢いでサモアもいけると。前回大会は南アフリカに勝ったあとスコットランド戦まで中3日しかなかったのですが、今回は1週間ずつ開いているためコンディションは整えやすい。

 アイルランドに勝てば間違いなく決勝トーナメントに進めると考えています。

田村:スコットランド戦がカギを握る試合だと思います。どうやっても日本は初戦のロシアには勝てるだろうと思われていますが、僕はそんな簡単にはいかないと思っています。辛勝するという感じじゃないでしょうか。ロシアでそうなのですから最終戦まで順調に3勝できるわけがないと思っています。

 だから最終戦のスコットランドが大一番になりますので、これがお勧めの試合です。

――スコットランドと日本は相性がいいと言われていながら、なかなか勝てない相手ですね。

田村:前回大会は南アフリカに勝ってもスコットランドには勝てなかった。翌年も対戦したけれども勝てなかった。

 4年間準備してきたことをこの大会に全て出し切るわけですから、どこのチームも全て本気できます。ゆえに、簡単な試合はひとつもありません。サモアは物凄いフィジカルの強さがありますし、その前のロシア戦だって開催国だし初戦という重圧もあるでしょう。逆に向こうは怖いものなしですからね、やりづらいと思います。

 そう考えるとやはり、最終戦のスコットランドが大一番です。

村上:まず見ていただいて驚くのは国内で見ているラグビーと違って、ワールドカップはとにかくガツガツくるから迫力が違うんです。ラグビーってこんなに激しいスポーツなんだと感じてもらえると思います。

 もしも、日本がプール戦を勝ち上がれなかったとしても、それで面白くないとは思わないでほしい。4年に1度の大会にピークを持ってきているのでワールドカップはどの試合も面白いと断言します。

 本大会を楽しむためにも、日本代表以外に応援するチームを作っておけばより楽しくなると思います。


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