「是非欲しい」という愛犬家からの声
しかし、このクリブも結局は製造には結びつかず、コンセプトに終わった。今回の犬小屋も同様に実際の販売はされないのではないか、という予想もある。その一方でプロモーションビデオが大きな反響を呼び、「是非欲しい」という愛犬家からの声が多数寄せられている、という。寝ない赤ちゃんより逃げ出す犬の方が心配、というのが現代社会なのかもしれない。
フォードはインターベンションをビジネスとしてではなく「車の技術を日常生活に活かす」提案の場として捉えている。そのため「もしノイズキャンセリング・ケンネルに興味を持ち、製造販売したい、という企業があれば技術を提供することに吝かではない」という。
自動車が持つ、普段ユーザーが気づかないアイデアを車以外の製品に利用していく、というユニークなフォードのインターベンション。今後もいくつかのアイデア商品のコンセプトを発表する用意がある、という。今度はどんな面白コンセプトが登場するのだろうか。
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。