扶助団体「マイアミのベネズエラ人」
ベネズエラ人を扶助する団体の管理者とのやりとりである。
「ベネズエラ人にとってマイアミでの生活は?」
「マイアミにはベネズエラと違って食べ物はいくらでもある、エアコンもある、あらゆるサービスはある。でも故郷にいないと、孤独だし、失望することも多い。とりわけ最初は厳しい」
「最初はどんな職に就く?」
「普通、レストランで働く。掃除をし、ボーイやウエイトレスとして皿を運び、ときにそれを洗う。根をあげる人も多い。サイトで職を紹介しても時給9ドルでは安いと文句をいう。けれども、時給18ドル、20ドルは専門性のある仕事だ。困るのは、できるといって、できないものもいることだ。もちろん、中にはゼロから初めて起業化するものもいる。たとえば私たちはベネズエラのバルキシミエントで、アレパのレストランを持っていた。3カ月後にマイアミでArepa Express USAを開くつもりだよ。資本主義の人生は希望と克服がある」
「トランプの演説には行ったかい?」
「テレビでも見ていないよ。あそこを訪れるのは、インチキの亡命者さ。国を思っていくのではなく、写真を撮って、ツイッターやフェースブックで見せるために行くだけだ。われわれは、仕事を得る手伝いをし、助言を与え、弁護士を紹介し、もっと実践的なことをしている」