「最低50歳まで現役」
「最低50歳まで現役」と言い続けているイチローが自らユニホームを脱ぐ決意をする流れは、なかなか想像しづらい。
そうは言っても、これだけの体たらくが続いているにもかかわらず現役に固執すれば、米メディアを筆頭にバッシングが起こるのも時間の問題だろう。何とか逆風を跳ね返すミラクルを期待したいが現状を見る限り、その可能性は極めて低いと言わざるを得ない。
ボロボロになってまで現役にしがみつき、晩節を汚すレジェンドは正直見たくないと個人的には考えている。まだ意見が分かれているうちに、惜しまれつつ自ら現役にピリオドを打つことこそイチローらしい〝引き際の美学〟のような気がするが、一体どのような選択をチョイスするつもりなのだろうか。
もしかするとイチロー本人は我々が四の五の言う予想を覆し、また世界を驚かせるような進路を世に示すつもりなのかもしれない。今後どういう方向になるにせよ、日本での開幕2連戦はイチローのメモリアルゲームとなることだけは間違いなさそうだ。
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