2023年2月6日(月)

WEDGE REPORT

2019年6月27日

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樫山幸夫 (かしやま・ゆきお)

元産經新聞論説委員長

元産經新聞論説委員長。政治部で中曽根首相番、竹下幹事長番、霞クラブ(外務省)詰め、ワシントン特派員、同支局長、外信部次長、編集局次長、正論調査室長兼論説委員、産経新聞社監査役を歴任。2度のワシントン勤務時代は、ホワイトハウス、国務省などを担当、米国の内政、外交など幅広く取材した。

個人の友情で同盟は維持できぬ

 トランプ大統領と安倍首相との強固な関係は日米両国にとどまらず、各国でもよく知られているところだ。

 〝友情〟に水を差すつもりは毛頭ないが、それが本物か、表面的なものか、お互い何らかの欲得づくで〝ふり〟をしているのか。その実態は外からうかがい知ることはできない。両氏の個人的な関係ゆえに、それによって日米の同盟関係まで盤石と考えるのは、大統領の不正確、不十分な対日観、発言を考慮すれば、早計、危険といわざるをえない。過去から永遠に続く同盟関係などなかったことを考えれば、なおさらだ。

 来年2020年の大統領選で再選をめざすトランプ氏のスローガンは「Keep America Great」(アメリカを引き続き偉大に)だという。カネの問題ゆえ日米安保条約廃棄に言及し、世界での責任を縮小しようとする方針は、それと明らかに矛盾するというべきだろう。

  
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