オトナの教養 週末の一冊

2019年8月23日

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シニアにはあと2000万円必要なのか

 インフラやAIを使って何かいいもの作っていきたい。善なるものですね。お金儲けばかりでなく、そこにしか人間の生きがいはないと思います。お金がいくらあっても空しい。ビル・ゲイツもあれだけ稼いで、今は慈善事業に精を出しているわけです。お金を儲けるのは過程であって目的ではないでしょう。大金持ちでなくても善いことはできます。

 いろんな人たちがそれを実践しています。表現していけばいいと思います。ほんとに今の日本人のシニアにはあと2000万円必要なのか。お金があれば幸せになれるのか。一人で孤立して生きようとすれば、お金はいくらあっても足りません。ともに生きる世界を構想すべきです。

中国を旅して広がる思索

 シアトルの後に、大連に行ってきました。巨大な投資がドーンと入ってきます。安い労働力があって、一党独裁なので2〜3年で何もなかった所に新しい街ができます。中国には宗教がないので、その隙間をどう埋めるのか。いまのところそれは、お金儲けみたいですけど。この先はどうなるか分かりませんね。でも数十年後になればアメリカを抜いて世界一になりますね。市場規模が14億ですからね、いくらトランプがアメリカファーストと言っても規模は3億ですからね。1/4ですから勝ち目はないですよね。

 中国共産党はいま海外留学を推進しています。学費も生活費まで援助して、10年後20年後にシリコンバレーで学んだことをすべて持ち帰って中国で起業させる。やり方が巧妙ですね。「中国製造2025」にしてもそうですが、いまから10年後、20年後の政策を語れる政治家は世界中でも中国にしかいないと思います。

 そんな青写真を描いている政治家はアメリカにいません。企業家にもいませんね。習近平のような政治家は他にはいません。2049年の建国100年を目指して動いています。AIに関してもビッグデータを持っている中国は強いです。キャッシュレスも本当に進んでいます。この中国の旅から次回作を思索しているところです。

  
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