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2019年8月27日

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土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

即日還元のキャッシュバック

 アップルカードは年会費無料、様々なキャッシュバック特典がある。特にApple Payを通した支払いでアップル製品を購入する場合のキャッシュバック率は3%。ウーバーとも提携しており、ウーバーの乗車やウーバーイーツにも同様に3%が適用される。

 その他の買い物ではApple Payを通した場合は2%、カードでの購入では1%のキャッシュバックとなっている。アップルではサービス開始特典として、3%のキャッシュバックが受けられる場所を今後増やす予定だという。

 ただし従来のクレジットカードとの大きな違いは、このキャッシュバックが即日還元され、すぐに支払いなどに充てられる、という点だ。通常のクレジットカードでは1カ月ごとにキャッシュバックが計上されるのが普通だが、アップルの場合は買い物をすればその場でキャッシュバックを受けられ、それを別の買い物に利用できるのだ。

 また、これもApple Payを通してのiPhone上での特典ではあるが、様々な金銭管理ツールが提供される。週ごと、月ごとの支払い額、その内容が色分けされ、家計簿のような機能を持つ。

 現在の利用額と、それをリボのような形で返済する場合、どれだけの利息がつくか、なども明示される。

 「身に覚えのない支払い請求がある」と顧客が感じた時、それをタップすると支払い場所がマップで表示される。iPhoneのGPSと連動させたサービスで、これにより顧客をカード詐欺などから守ることもできる。

 アップルカードは今年の金融商品としてかなりのヒットになる、と期待されている。特にミレニアルと呼ばれる25歳以下の世代では2割以上がアップルカードを申し込む、と答えた、という調査結果もある。

 もしこれが実現した場合、ミレニアル世代が持つクレジットカードとしてはシェア2位となり、それより上の35歳までの世代でもアメリカン・エクスプレスと並ぶ3位のカードに成長する可能性がある。

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