所得代替率の計算をやめたらどうか
厚生労働省にとっては、所得代替率は重要な数字のようです。資料の中での扱いが大きくなっていますから。
しかし、高齢者にとっては、年金の金額(インフレ調整後)が重要なのであって、現役に割り負けているか否かは、どうでも良い話です。
仮に今後、現役の所得が10倍になり、高齢者の年金が2倍になったら、素晴らしいことで、全員ハッピーでしょう。所得代替率が下がったと悲しむ高齢者はほぼ皆無だと思います。
それならば、所得代替率を計算する事自体を止めればよいでしょう。計算するとしても、脚注に小さく載せておくだけで十分です。
これを大きく載せることで、「年金が減る(目減りする)」と誤解する人や、ミスリーディングな報道や批判をしたりする人が出てくるのですから。