Wedge REPORT

2019年9月27日

»著者プロフィール
閉じる

中西 享 (なかにし・とおる)

経済ジャーナリスト

1948年岡山県生まれ。72年共同通信社に入社。88年から91年までニューヨーク特派員、経済分野を取材し、編集委員を経て2010年に退社。現在は経済ジャーナリスト。著書は「ジャパンマネーの奔流―ニューヨーク・東京・ロンドンの24時間」(1987年、ダイヤモンド社)、「日本買い 外資は何を狙っているか」(2005年、PHP研究所)など。

95平方メートル、8600万円の部屋も

完成模型

 71倍の高倍率になったのは、転売を狙った投資目的で購入した業者が多かったためではないかと言う見方があるが、担当者によると「入居するまでの期間中に契約者が転売することは禁止されている。契約してから入居まで3年以上ある。この期間、資金を寝かすのは厳しいので、契約者の大半が実需ではないかと思う」とみている。

 眺望と並んで、もう一つの売りが「広さ」だ。部屋の平均の広さが84平方メートルあり、同じ部屋面積でも、2LDK、3LDK、4LDKと多様な間取りがあり、家族構成により選べる。

 海は見えないが、95平方メートルの広さがある部屋が8600万円で買える。都心3区(港、千代田、中央)でこの広さの新築マンションを購入しようと思えば1億円は超えるため、それを考えるとお得感があるようだ。特に子供2人いる家族などの場合は、オーシャンビューに拘らなければ、お勧めだという。

6.5メートルの防潮堤

 東京湾に面していることから気になるのが地震や津波への防災対策だ。高潮や津波に対しては、高さが6.5メートルの防潮堤が海に面した3面に作られ、最大級の地震・津波に備えているという。地震の揺れには、粘り強い構造で地震に抵抗する耐震構造になっている。停電に対しては、各街区に1週間程度の電力を確保できる非常用電源装置を設置すると同時に、各住戸には蓄電池を配備している。

関連記事

新着記事

»もっと見る