地方での大会開催を支援
サポート企業の狙いとは
地方でのeスポーツ大会開催を支援する企業も出始めた。サイバーエージェント子会社のCyberZ(東京・渋谷)は、eスポーツコミュニティ&大会プラットフォーム「PLAYHERA」を19年9月にリリースした。アプリひとつで誰でも手軽にeスポーツ大会を開催することができるのが特徴だ。同社の大友真吾取締役は、「地方でも個人が自由に大会を主催できるようになれば」と語る。
企業や自治体等から依頼を受け、地方のeスポーツ大会開催を支援するeスポーツコミュニケーションズ合同会社(東京・渋谷)の筧(かけい)誠一郎代表は、「eスポーツを地域に根付かせていくためには、プロをトップとしたピラミッド構造を全国に作り、地域の人がeスポーツに触れる機会を増やすことで、そのすそ野を広げていくことが重要だ」と述べた。
また、日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長は「企業、自治体、コミュニティーそれぞれの立場から協力しながら、地道な積み上げを重ねていくことこそが地域に定着する近道だ」と語る。
デジタル時代の新スポーツが、地方活性化のカギとなるか。地域の子供と老人がコントローラーを手に、観衆の前で勝敗を競い合う。そんな日が来るかもしれない。
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■スポーツで街おこし プロ化だけが解じゃない
Part 1 独特の進化を遂げる日本のスポーツに期待される新たな役割
Part 2 INTERVIEW 川淵三郎氏(元日本サッカー協会会長)
プロリーグ化に必要な4本柱 地域密着がクラブ経営の大前提
Part 3 先進事例に学ぶ 「おらが街のチーム」の作り方
Part 4 INTERVIEW 池田純氏(横浜DeNAベイスターズ初代球団社長)
スポーツで地域活性化 成否を分けるカギとは?
Part 5 岐路に立つ実業団チーム 存続のカギは地域との連携
Part 6 侮れないeスポーツの集客力 街の賑わい作りに貢献
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