家の中でリラックスするための香りを提供するAiriaという製品は、アマゾンアレクサと連動させ、アレクサに「香りをセットして」と話しかけると、デバイスがフレグランスを発生させる。フレグランスはフルーツ、柑橘系、フラワー、ラベンダーなど全部で8種類が用意されており、好みを香りを選ぶことが出来る。また香りの強さも選択可能で、1から7までの段階で自分の好みに調節出来る。このコマンドもアレクサに「レベル7で」と話しかけるだけで設定できる。もちろんアレクサをもっていなくてもスマホアプリからコントロールすることも可能だ。
この他、ひげ剃りのジレットでは「肌を温めながら剃る機能」も発表された。敏感な肌に、じんわりと温まったひげ剃りが当たることで肌のストレスを緩和する。また女性向け化粧品、ニュートロジーナからは「アプリによる肌状態のチェック」、題して「アプリの中の皮膚科医」というシステムも登場。肌にトラブルを抱えていてもなかなか皮膚科に出向く時間の取れない現代女性のために、アプリに顔を移すことで肌の状態をチェック。AIによる診断で肌の状態に最も適したニュートロジーナの製品をリコメンドしてくれるという。
トイレットペーパーをデリバリーしてくれるロボット
このように様々な製品が紹介されたが、最も拍手喝采を浴びたのは「ロールボット」というコンセプトだった。トイレでペーパーが切れていることに気づいた、という経験をした人は少なくないだろう。ロールボットはそんな非常事態にトイレットペーパーをデリバリーしてくれるロボットなのである。常に新しいロールをセットして待機させておけば、いざというときに呼び出すことが出来る。可愛らしい見た目でもあり、商品化を望む声もあったが現時点ではコンセプトであり、実現するかどうかは未定だという。
しかし歯ブラシにオムツ、家庭用フレグランスと、今や様々なものがスマホアプリと連動し、コントロールしたりモニターしたり、あるいは教育ツールとなっている。次はどんな日用品がコネクテッドとして紹介されるのだろうか。
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