2024年6月17日(月)

古希バックパッカー海外放浪記

2020年5月3日

オシャレ系なでしこバックパッカー登場

ブラスチバ城から旧市街とドナウ川を眺望

 7月10日、自転車でブラチスラバ城、聖マルティン大聖堂、ミハエル門など旧市街の観光スポットを一回りして午後4時頃ホステルに帰投。

 部屋に戻ると東洋系スレンダー女子に遭遇。少し派手なメークをしてひらひらしたワンピース。てっきりコリアン女子と思ったが、Mと名乗った。

 夕食の予定を聞くと「特に予定ないです」ってことなのでオジサンと一緒にホステルのキッチンで料理してディナーすることに。

 Mちゃんは学生時代にアメリカに短期語学留学、卒業後地元で就職。数年で退職してカナダで1年間ワーキングホリデー。

 カナダから帰国後はフリーター生活。夏場は沖縄など、冬場は外国人の多い北海道でアルバイト。Mちゃんは果実ビール、オジサンは冷えた白ワインで乾杯してブラチスラバの晩餐がスタート。サラダにドレッシングをかけて、さらにライムを絞ると上々の出来だ。パスタもアルデンテに茹で上がってチョリソのピリ辛が効いている。

 だいぶ盛り上がって“彼氏”の話題に。彼氏さんはニセコのアルバイトで知り合った。格好いいので一目惚れという“あるあるパターン”。本業は農業という。

農家の嫁になる覚悟

 彼氏は将来の農業経営をMちゃんに熱く語る好青年のようだ。彼氏は当初から真面目に二人の将来を考えているという。以前は収入と生活が安定している公務員か会社員と結婚することを漠然と考えていたが、最近は農家の嫁をイメージするようになったという。年末に彼氏の実家に挨拶に行くことになっているとオジサンに打ち明けた。

 一般に農家の嫁不足問題は依然深刻と聞くが、Mちゃんの話を聞いていて何か明るい兆しが見えたような気分になった。Mちゃんは農閑期には彼氏と一緒に存分に海外旅行できると楽しみにしていた。彼女は軽やかに婚家や地域に溶け込んで新しいスタイルの農家の嫁になるのだろう。

 2019年インド旅行中に和歌山県の南高梅栽培農家の若夫婦に出会った。毎年農閑期に数週間海外旅行を楽しんでいるという。2015年にミャンマーで出会った若夫婦は熊本に移住して農業を始め、有機野菜をネット販売して、地域起こしの様々なイベントにも積極的だ。

 Mちゃんと彼氏も彼らなりのやり方で新しい日本の農業の担い手になるのではないかと頼もしく思った。

次回に続く

  
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