故総統の葬儀で〝折膝外交〟と決別を
故総統の葬儀は国葬になる方向だが、日程は未定だ。9月にずれ込むという観測もある。時間はまだある。参列者の人選を含めて政府はじっくり考えるべきだろう。
故総統が退任後の2001年に初訪日する際、日本政府は中国の反発に恐れをなしてビザ発給をしぶった。李登輝氏は台湾のメディアに「日本政府の肝っ玉はシラミの心臓より小さい」と嘆いたと伝えられている。
故総統の葬儀を、長年の〝折膝外交〟に決別すると機会することができれば、泉下の李登輝氏への何よりの供養になろう。
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