2022年7月5日(火)

From LA

2020年12月2日

»著者プロフィール
閉じる

土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

何が起きても不思議ではない
「来年には省エネで静かなエアコンを作るかも知れない」

 注文された車を作るだけで精一杯、しかもこのところそのタッチパネルスクリーンやサスペンションなどでリコール対象の調査まで行われ、品質面での不安も囁かれるテスラにそんな余裕はない、という見方もあるだろう。しかしマスク氏は突然「来年には省エネで静かなエアコンを作るかも知れない」と言い出すなど、次に何が起きるのかわからないのがテスラという会社だ。

 しかもこれまで帽子、火炎放射器、テキーラなど奇抜な商品を突然販売し、それらは価格が高くとも飛ぶように売れた。もしマスク氏が「テスラコンソールを新たなゲーム機として売り出す」と発表すれば、少なくとも初期出荷分は完売となる可能性が高い。そして自社のソフトウェア開発力を生かして自社でゲーム開発を始めれば、新たな資金源に成長するかもしれない。

 ゲームコンソール単体でなくとも、パワーウォールと連携したホームセキュリティやモニター付きホームスピーカーのようなもので、IoTを使ったエアコンの温度設定や家のロックや照明コントロールなどができ、かつゲームも楽しめる、といったものが開発されるかもしれない。最早あらゆる業界がテスラの動きに脅威を感じる時代が来ている、と言える。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

関連記事

新着記事

»もっと見る