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2020年11月19日

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 コロナ感染が深刻な米国では、民間航空機に乗りたくない、という人も増えている。そこで大手ホールセラーで日本でも人気のコストコが思い切ったサービスを開始した。12カ月間のプライベートジェットサービスのメンバーシップを1万7499ドル99セントで売り出すのだという。

コストコHPより

 コストコが提携するのは世界最大級のプライベートジェットの運営会社であるホイールスアップ(Wheels Up)社だ。またメンバーシップには3500ドル分のコストコで使用できるショップカード、4000ドル分のホイールスアップ社のフライトクレジットが含まれる。つまり実質のメンバーシップ費用は1万ドルということになる。また高級リゾート、ホテルなどのサブスクビジネスであるインスピラート社のメンバーシップ1年分も付く。通常このメンバーシップは月600ドルだ。

 このサービスはプライベートジェットで移動して高級リゾートに宿泊する、というライフスタイルを楽しみたい人のためのもの、と言える。

 そして詳細を見ると、このメンバーシップは非常にお得なものと言える。ホイールスアップ社は主に北米で9000人以上の会員を持ち、自社のプライベートジェット300機、パートナーの航空機1250機が利用可能だ。会員になれば365日いつでも、24時間前の予約でフライトが保証される。

 ホイールスアップ社のメンバーシップには「コネクト」「コア」「ビジネス」の三種類があり、それぞれのグレードで受けられるサービスが異なる。コネクトの場合初期費用が2995ドルで2年目からは年会費2495ドルだが、申し込んだフライトに空きがある場合のみ利用でき、利用人数は2人まで、インスピラートのメンバーシップは含まれない。コアは初期費用1万7500ドル、2年目から8500ドル、ほとんどのフライトが「予約保証付き」となり、利用人数は4人、インスピラートも含まれる。そしてビジネスは初期費用2万9500ドル、2年目から1万4500ドルで、内容はほぼコアと同じだが利用人数が6人までとなる。

 つまりコストコが売り出すメンバーシップはホイールスアップ社のコアグレードに相当し、そこから7500ドルの割引になる、ということになる。会員は予約ごとに飛行料金を支払う仕組みだが、料金はシェアフライトか完全プライベートか、飛行距離などにより決定される。また1回ごとに料金を支払うプランと、毎月一定額を納めて割引料金が適用されるサブスク的なプランが用意されている。

 ロサンゼルス~サンフランシスコのようなメジャーな都市間ではデルタ航空と提携し、同社のシャトルサービスも利用することができる。

 またホイールスアップ社はコロナ対策として従業員、パイロットの徹底的な健康管理を行っており、コレクティブヘルス社と提携したプログラム、コレクティブGOにより従業員のコロナ検査、モニタリングを行っている、という。

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