2022年7月6日(水)

WEDGE REPORT

2021年1月5日

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樫山幸夫 (かしやま・ゆきお)

元産經新聞論説委員長

元産經新聞論説委員長。政治部で中曽根首相番、竹下幹事長番、霞クラブ(外務省)詰め、ワシントン特派員、同支局長、外信部次長、編集局次長、正論調査室長兼論説委員、産経新聞社監査役を歴任。2度のワシントン勤務時代は、ホワイトハウス、国務省などを担当、米国の内政、外交など幅広く取材した。

過去3人の現職が就任式欠席

 余談にわたるが、歴史をさかのぼれば、前任の大統領が後任者の就任式を欠席したのは過去、これまで3回ある。

 17代、アンドリュー・ジョンソン大統領(在任、1865-1869年)は、予備選で敗れて再選を果たせなかったが、後任のグラント大統領の就任式に出席せず、その日は、ホワイトハウスで最後の法案署名をしていたという。トランプ氏がバイデン就任式を欠席すれば、弾劾にかけられた大統領2人が同じ行動をとるという偶然を生むことになる。

 ジョンソン氏は人事をめぐる政争がらみで、トランプ氏は、大統領候補だったバイデン氏を追い落とすために、ウクライナ政府にバイデン父子のスキャンダル捜査を働きかけたーという訴因の違いはあるが。

 2代大統領、ジョン・アダムズとその息子、第6代、ジョン・クインシー・アダムズはいずれも一期だけの大統領に終わったが、そのせいでもあるまいが、父子とも後任大統領の就任式を欠席するという稀有な例となった。

選挙結果覆る可能性は事実上なし

 2020年11月の大統領選挙でバイデン氏は一般投票でトランプ氏に500万票の差をつけ、獲得選挙人でも306人対232人と大きく引き離した。

 12月に行われた選挙人投票の結果が1月6日の上下両院合同会議に報告されるが、共和党の両院議員に選挙結果受け入れを拒否することを表明している議員がいるが、結果に影響することはないとみられる。

 トランプ氏の「絶望的な努力」(ワシントン・ポスト紙)に対しては、共和党内からも批判の声が出ており、もはや無駄な抵抗というべきだろう。

  
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