2022年11月30日(水)

田部康喜のTV読本

2021年1月29日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

女優としての役者根性も見せる

 空は、同じゼミの入野光(岡田健史)に声をかけられて、戸惑いを隠せない。「どうしてイケメンでモテモテの明るい男子が、わたしみたいな暗い女子に声をかけるのよ。なんかの罰ゲームか?」と。

 入野は実は、空と同じようにアニメおたくであることを告白する。コミケの会場で空を見かけたというのである。

空  隠れおたくなの。わたしがコミケに行くのは、ラクダが砂漠で水を探すように普通のこと。なんで、あんたみたいなやつが。なぜ、いわないのよ。

入野 俺は、明るく、さわやかな、イケメンのブランディングに成功したわけよ。だから、いまさらおたくっていえない。

 入野が空と接触したのは、ゼミの時間中に空が講義も聞かずに、書いていた漫画の絵が素晴らしかったからだという。「俺がスト―リーを書くから、君が絵を書いてくれよ」というのだった。空は断るのだった。

 ゼミのコンパのカラオケ大会で、入野は空に再び漫画の制作でコンビを組むことを頼む。ストリーを書いたノートを空にみせる。

空  どうして、こんな素敵な物語が書けるのに、なぜおたくを隠すの?

入野 失敗するかもしれないし。失敗したらかっこ悪いから。

空  そうか、あんなもわたしと同じ弱虫なんだね。

 浜辺美波は、最新作の映画「約束のネバーランド」(平川雄一朗監督)のヒロインの10歳代の少女を演じている。漫画が原作の架空の孤児院を舞台にした怪異な物語だった。撮影当時は18歳。年下の男のたちと同級生を演じたことを振り返って、次のように答えている。

 「ガリガリに痩せてるのもどうかと思って、とりあえず子供たちと一緒にたくさん食べました!(笑)……撮影後はほぼ毎日ジムで走り込みをしていましたね。この年齢独特のパン!とした感じが出たたらいいなと思ったし、あとは体力づくりのために、ひたすら元気にモリモリ食べていました」と。

 「東宝シンデレラオーディション」に応募したのをきっかとして、女優となってからまもなく10年、役者根性が飛躍の源となってきた。

  
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