つまり大震災発生の11日前に局の共有意志になったばかりだったのである。情報に飢えていた被災者にとっては欠かせない情報ツールとなった。震災発生以降のフォロワーはピーク時におよそ2万人を超え、今では当初の目的通りに自局番組の宣伝に大きな威力を発揮している。
またユーストリームのライブ・録画合わせた視聴者数は1万ユーザーを越えた。ユーストリーム配信のノウハウは、毎年放送しているラジソンだけではなく、ラジオとテレビのサイマル放送(同時放送)にも生かされることになった。
60年近い放送で培った蓄積に新たな媒体が加わり、聴取者・視聴者の信頼と放送各賞の受賞を勝ち取ったIBC岩手放送。まさに「IBC岩手は負けない!」の心境だろうか。
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