内容的には、近く出版されるChina’s Search for Security(Columbia University Press, 2012)の要約となっていて、同書では更に詳しい実証的分析が行われるものと推察されます。
内容的に見て、この二人は対中穏健派に属するのでしょうが、一方でその二人ですら、「PLAは脅威ではない」とは主張していません。それどころか、結論では、PLAが要注意であることに異を唱えていません。
PLAの能力については過大評価も過小評価も禁物です。その意味で、この論文は、比較的バランスの取れた内容に仕上がっていると思われます。
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