ベトナムEVメーカーの正体
最後に紹介するのはベトナム初のEVメーカー、VinFastだ。2018年に創設され、わずか3年でEVモデルを作り上げた。今回のCESでは小型クーペからミッドサイズSUVまで5つのモデルを発表、米国では4万1000ドルからの販売となる。
VinFastは東南アジア一のEVメーカーとなることを目標に、年間50万台の生産を目指す、という。米国でも今年終わり頃の発売を目指しており、今予約すればベトナムのVinグループが所有するリゾートホテル7泊分が特典として付く。またバッテリーの交換はライフタイム無償で行う、という。
車としては特筆すべき特徴はないものの、リモートパーキングなど現在のEVが持つ機能をきちんと備え、特にベトナム国内では月500キロメートルまでの走行で30ドル程度のリースを提供するなど、国としての脱炭素、電動化に大きく貢献する存在となりそうだ。
今後さらに様々な個性を備えたEVが登場するだろう。これらがしのぎを削るEV市場もますますホットなものになりそうだ。