2022年8月13日(土)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年11月7日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

「地域の問題」なんだから……

 カツアゲ未遂事件には後日談があります。

 「おやじにチクッタ」とのことから、息子に「先輩からお礼参りがあるらしい」とのうわさが流れました。

 息子に聞くと、先生らが校内で調べはじめたから広まったようだとのこと。

「もし先輩からお礼参りがあったらおまえはどうすんだ?」と私。
「ぼく、闘う」と息子。
「ばかやろう! つまらんことで闘うんじゃない!」と、またまた怒鳴ってしまいました。

 じつは、事件直後に中学の先生も参加する地域の集まりで、私がことのてん末を話したのです。しかし、お知らせだけのつもりで話したわけで、学校で調査をするとはまったく考えていませんでしたから。

 だって、学校の営業時間外での「地域の問題、地域の仲間の子ども問題なんだから」と私は思っていたからです。

第七中学校の花壇をつくる秋津コミュニティのおやじたち

 そこで、さっそく中学に出向き、地域の集まりに参加した教頭先生と話し合いました。

「どうしてほかの生徒にまで広まるような仕方の校内調査をしたのですか?」と私。
「いや、学校としても事件を一応把握したいと思ったもので」と教頭さん。
「しかし、あいつらは『チクルこと』がなによりも『卑怯』と思っていることをご存知ですよね」「ことの良し悪しはともかく、あいつらの心情を考えて行動してください」と、私は教頭さんに少し憤りながらいいました。

 しかし、結局「お礼参り」はありませんでした。

「いざ!」のとき集まってくれる「社会的親」

 さらに、そんな話をコミュニティ仲間のお父さんたちと話題にしたんです。

 すると、「なんで俺にいってくれなかったんだよ!」「いつでも電話くれよ!」と、何人ものお父さんがいいました。

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