2日間、リリーフ(保育園を活用した部分的育児)をしっかり務めたので、今日は先発完投(目覚めから寝かし付けまで、すべてを自分でやる全面育児)を目指します。パパ友Sと鎌倉へ行き、友人らとランチをして、海を見て帰るパパ旅を企画していたのです。外は雨で寒く、コンディションは最悪でした。序盤から想定どおりの苦しい展開に陥りました。
いざ鎌倉へ、の手前で苦戦
午前中は、自分の用事(原稿を書くこと)がありました。いつもなら頼れるセットアッパー保育園に任せる時間。しかし、今、娘(以降、リトルM)はうちにいます。寝ない、泣く、辺りを物色するの、いきなり満塁のピンチ。そして、自分の用事は片付かず、出発の時間も迫ってくる。エースの妻(以降、M女氏)は不在です。額には汗。
事態が複雑になり過ぎたときに、仕事で海外のカウンターパートと“giving up is best solution sometime” (英語的な正確性はよく分かりませんが“時には諦めることが最大の解決だよね”というニュアンスで使っています)
そう、こういう時は、完璧は諦めて、目の前のバッターに集中するしかありません。自分が知るところ、リトルMの泣く原因トップ3は、オムツを変えて欲しい、お腹が空いた、寂しい(または眠れないから抱っこして欲しい)です。まずは、リトルMのオムツを替え、ミルク満載の哺乳瓶を与え、オムツと空腹の対応は取りました。しばらく抱っこしても泣き止まないので、「リトルMよ、強くなるんだ」と言い聞かせて、しばらく自由に泣かせておき、原稿を書き続けました(たまにギャン泣きの時はあやしてあげる)。
この時、頭で思い出すのが、同じ部署のフランス駐在帰りのママ先輩の「赤ちゃんは泣くものや」という割り切った言葉。フランスのカルチャーとして、子どもの自立を促すため、ある程度の放任を良しとしているようです。そういった育て方もあって、それで子どもが大きくなっている国もあるから、リトルMもちょっとくらいは大丈夫だろう、勝手都合かも知れませんが割り切りつつ、原稿を書き上げました。そして、リトルMをギュッと抱きしめてあげました(鼻水が私の頬についてニュルっとした)。
タマゴボーロでカウントを稼ぎ、
ミルクで入眠、バッターアウト
いざ、出発の段となると、哺乳瓶の蓋が見当たらないとか、雨具はどれがよいのだろうなどと、色々時間が掛かってしまいました。なんとか準備を終えて、やや遅刻でパパ友Sと合流です(ごめんね、S)。Sのお子さんK君は、ママ病(ママから離れられない時期のことで、病気ではない)まっさかり。SとK君だけ旅は難しいと判断し、K君のママも付いてきてくれました。渋谷から電車で鎌倉へ向かいます。