2024年7月26日(金)

BBC News

2024年7月25日

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、ワシントンの米連邦議会で演説し、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争への支持を得ようとした。

ネタニヤフ氏はアメリカとイスラエルは「協力し合わなくてはならない」などと述べ、議場では何回かスタンディングオベーションが起こった。

こうした中、ワシントンには数千人が集まり、ネタニヤフ氏に対する抗議行動を起こした。ユダヤ系も大勢が参加し、ネタニヤフ首相やイスラエル国家が「世界のユダヤ人を代表しない」などのプラカードを掲げた。

デモについてネタニヤフ氏は、イランが出資していると主張したうえで、「(デモ参加者は)正式に、イランの役に立つばか者になった」と発言した。

議事堂入りしたネタニヤフ氏を、主に共和党議員が熱烈に歓迎した。他方、数十人の民主党議員が意図的に欠席した。副大統領として上院議長でもあるカマラ・ハリス氏も欠席したが、個別の会談が予定されている。

さらに、パレスチナ系アメリカ人初の下院議員、ラシダ・タリーブ議員(ミシガン州、民主党)が、ネタニヤフ氏の演説の最中、「ジェノサイド(集団虐殺)の罪」、「戦争犯罪人」と書かれたプラカードを掲げるなど、ガザでの戦争をめぐる政治的分裂が浮き彫りになった。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c3gd20g4gvgo


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