パリ・オリンピック（五輪）は25日、サッカー女子のグループステージ（1次リーグ）が始まり、日本は強豪スペインに1-2で敗れた。26日夕（日本時間27日未明）には、大会の開会式がパリ・セーヌ川で開かれる。
グループCの日本は、昨年のワールドカップで優勝したスペインと初戦で対決した。
先制したのは日本だった。前半の13分、スペインのファウルで得た直接フリーキックを、MF藤野あおばがゴール右上に決めた。
しかし、パスをつないで得点機をうかがうスペインは前半の22分、ゴール前でパスを受けたMFアイタナ・ボンマティがシュートを決め同点。
後半の74分には、FWマリオナ・カルデンテイが逆転のゴールを奪い、試合を決めた。
史上初の競技場外での開会式
パリ五輪の開会式は26日午後7時半（日本時間27日午前2時半）に、パリのセーヌ川で始まる。開会式が競技場以外の場所で開かれるのは五輪史上初めて。4時間弱続き、パリの日没とともに終了する予定となっている。
出場選手1万人以上と多くの要人を乗せた100隻近いボートは、セーヌ川にかかるアウステルリッツ橋を出発。ノートルダム大聖堂やポンヌフなどパリの象徴的なランドマークを通過しながら、エッフェル塔の対岸のトロカデロ広場まで、約6キロメートルを進む。
ボートは選手らを運ぶだけでなく、パリとフランスの歴史と文化を紹介する開会式で芸術性を高める役割も担う。
開会式にどんなパフォーマーが登場するかは極秘となっている。
セーヌ川沿いや付近の通りには数千人の観客らが並ぶと見込まれている。テレビを通して開会式見る人は世界中で数百万人に上ると予想されている。
開会式ではエマニュエル・マクロン仏大統領が開会を宣言し、聖火台に聖火が点火される。ただ、詳細の多くは「サプライズ」とされている。
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