トランプは気づかずうちに世界を悪い方へ
ウクライナ戦争はプーチンのウクライナは真の独立国家たる資格はないとの妄想によってはじめられた国連憲章に違反する侵略戦争であるのであって、それを非難しないことはそれを容認することに等しいと思われる。
領土の一体性尊重や安保理が許可した場合と自衛権としての武力の行使以外の武力行使を排除してきた国連憲章の根幹が、揺さぶられる事態が生じたと言わざるを得ない。
トランプ政権は国際法の情勢安定化効果を無視して、その時々の取引で世界を安定させられると考えていると思われるが、結果として何をしているのか、よく理解せずに世界を悪い方向に向わせていると思われる。
ドイツの次期首相候補メルツは、「欧州の絶対的な優先事項は米国からの独立である」とドイツ連邦議会選挙での勝利宣言で言ったが、わが国ももっと自前の安全保障を考える時期に来ていると思われる。
