復讐相手の職場へ〝潜入〟
「あなたを」は第6話「娘の初恋が引き金…“身バレ”危機に母は?」(5月26日)に至って、旭(大森)が常務として経営するスーパー「スイッチバック」のお客様相談室に紘海(北川)が入社し、二人の距離が縮まっていく。二人とも、自作のお弁当通勤で、お昼に会社のテラスの隣の席に紘海は、旭を誘うのだった。
直前に、娘が亡くなる前に食べたピザを購入した総菜店「YUKIデリ」の調理責任者・鷲尾勇(水澤紳吾)からビデオレターが会社の広報とお客様相談室に送られてくる。「結城旭さん、なぜ真実を話さないのか」と。
「常務って、謎めいていらっしゃいます。いつもお席にはいらっしゃらないし」と、紘美が話しかけると旭はいう。
「店が好きなんです。朝、昼、晩と1日3回は行くことにしているんです」と。
紘美がビデオレターの話を旭にすると「先ほどもみなさんに言ったようにまったくのでたらめです」と。
紘美が帰宅すると、娘の美海(一色香澄)の姿がない。鉄道オタクの美海は、好きな電車を撮影しにでかけて夕方の6時には帰ってくる約束だった。携帯もつながらない。
美海が一度、母親の紘美の勤務先が運営しているスーパー「スイッチバック」に行く、と電話してきたので、店回りの旭と出くわすことを恐れてあわてて止めたことを思い出した。
店に着いた紘美は、半狂乱となって美海を探す。そこに出くわした旭が冷静に、紘美に話しかける。「帰宅の時間は?」「6時ですか。もう2時間も経っていますね。警察に行きましょう。わたしもいきますから」と。
「警察に見せるお嬢さんの写真はありますか?できるだけはっきりとわかるのがいいですね」