Q6 これまでのデータ分析を踏まえ、私たちは日本の医療を
どのようにして持続可能なものにしていくべきでしょうか。
どのようにして持続可能なものにしていくべきでしょうか。
A6 日本では、医療は「医療提供側」が責任を持つべきものという考えが根強いといえます。例えば、地域の市民病院が統廃合されるとなれば、近隣住民は大騒ぎになります。これまで当たり前のようにあったものがなくなる不安は、住民感情として理解できます。しかし、感情のぶつけ合いでは解決しません。
病院の集約化は、医師・看護師など医療従事者の集約化につながり、その結果、医療の質が高まることが期待できます。自宅から少し遠くなってしまったとしてもアクセスの良さより医療の質を優先するという考え方もあるのではないでしょうか。まずは、データに基づいた建設的な議論を、住民を巻き込んでできるような土壌づくりから始めるべきでしょう。
