改めてプーチン発言を整理
それでは、1月30日の会合におけるプーチン発言を、改めて検証してみよう。上記委員会の会合で、プーチン大統領は次のように述べた。
「まずは2025年の活動成果を分析し、今後の見通しに向けた計画を定めることにする。
指摘しておきたいのは、2025年においても、厳しい状況下で、軍事技術協力の体制は機能し続けたということだ。西側諸国による圧力は維持され、さらに強まった。ロシアのパートナー諸国に対し、ロシアとのビジネス関係を遅らせ、阻止するよう働きかけが行われた。
しかし、こうしたあらゆる試みにもかかわらず、ロシアの輸出契約は全体として着実に履行された。2025年に、ロシアの軍需製品は世界30ヵ国以上に供給され、外貨収入は150億ドルを超えた。
このような成果は、軍需企業の近代化、生産能力の拡充、将来有望な研究開発へ資金を振り向ける追加的な機会をもたらす。また重要なのは、これらの企業における生産の相当部分が民需製品という点だ。さらに、2025年には相当規模の新規輸出受注残高を積み上げたことも特筆される。
このように、ロシアの軍事技術協力システムは単に高い効率性と強靭性を示しただけではない。極めて重要なのは、軍需製品の品目および供給地域を大幅に拡大することを可能にする基盤が構築されたことだ。これにより、実戦で検証・テストされた先進的兵器システムの信頼できるパートナー、開発者、製造者としてのロシアの地位を一層強化していくことが可能になる」
このように、プーチン大統領の発言は明らかに、武器輸出の「実績」を誇示することで、「ロシアの軍需産業は試練にもかかわらず強靭性を発揮した」というストーリーを意図的に強調したものである。やはり、相当慎重に吟味すべき発言であろう。
