2026年10月12日(月)

モノ語り。

2026年10月12日

 「もち米は、アミロペクチンという高分子化合物で構成されているのに対して、うるち米は、アミロースが20%程度含まれています。このため、もち米よりも、歯切れがよくなります。この食感を大事にするためにうるち米を使っているのです」

銘柄だけではない、重要な米選び

 お米といえば、異常気象などの影響もあって値上がりしています。

 「価格もそうですが、米選びがいちばん大変です。玄米を仕入れて米粉にしていますが、同じ銘柄のものでも年によって品質が変わりますし、新米、古米でも違いが出てきます。さらに湿度も関係してきます。梅雨の時期はお餅がべたつきますし、雨の降った翌日も同じようなことが起きます。湿度管理も重要になります」

 そう言って白石さんが見せてくれたのが、50種類以上にもなる、お米のマトリックス図です。

白石本舗 醤油餅

 「全国にあるお米の性質を確認しておくことで、いつも使っている銘柄が使えなくなったときに、対応できるようにしています。お米のリサーチは、常時行っています」

 お話を聞いている最中もひっきりなしにお客さんが訪れました。

 「道後や大街道といった観光地とは離れていることもあって、ほとんどは地元の方です」

 白石さんは変わらないことは「お客様の笑顔を想像してつくること」と言います。こうした姿勢こそが長年、醤油餅が選ばれる理由となっているのです。

 醤油餅は、餡入りと「すや」という餡なしのものがあります。餡入りのもののほうが、人気が高いそうです。その他、愛媛では春の雛祭りの時季のお菓子というイメージがある「りんまん」という、色のついたもち米が表面にまぶしてあるお餅もお勧めです。

愛媛県松山市本町4-1-6 089-924-4507
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Wedge 2026年5月号より
造船立国ニッポンへ 「復活の号砲」を鳴らせ
造船立国ニッポンへ 「復活の号砲」を鳴らせ

かつて日本は世界一の建造量を誇ったが、現在、韓国、中国に大きく後れをとっている。 日本政府はここに来て、造船のテコ入れ開始を決めたが、その道のりは険しい。 島国である日本にとって、「海上輸送」がなければ企業活動も、生活も成り立たない。 日本の造船業が抱える課題や造船大国へと変貌した中国の実態と対抗策を示すと共に、 造船業は国家の「生命線」であることを改めて問い直す。


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