2026年5月9日(土)

Wedge REPORT

2026年5月9日

2026年中に重量型、俊敏型の2つのモデルを開発発表する予定

 今後だが、2026年中に重量型、俊敏型の2つのモデルを開発発表する予定だという。まず注力されるのは重量型で、災害支援などを目的とする。重量型だけに今回のSEIMEIよりも大型でパワー系となる予定だ。その後、日常生活のアシストや介護アシスト、さらには将来のロボカップ(ロボットによるサッカー大会)にも参加できるような俊敏型の開発が目指される。

 テムザックの高本陽一代表取締役議長によると、災害の現場ではヒトやロボット同士のコミュニケーションが重要になるが、このコミュニケーションについては言語(LLM)を使用する計画だという。言語コミュニケーションであれば、ヒトとも問題なく意思疎通ができ、協業がたやすくなる、という。

 一方でヒューマノイドは世界では劇的に発展している。日本で開催されたロボット展示会には多くの中国企業が参加し、特にユニツリー社のヒューマノイド型ロボット、G1モデルはすでに市販が始まっている。ダンスができる滑らかな動き、安定性など高い評価を受けている。

 後発の日本企業が、こうした世界の動きにどれだけ今後迫って行けるのか。まだまだ差は大きい、ということを自覚しながら、参画企業からは「追いつき、追い越す」という意気込みが聞かれた。後発だけに一気に開発を進められる、という利点もある、という。

 今年も地震や山火事など、災害が相次いだ日本。重量型のロボットがこうした災害の現場で活躍できれば、社会全体からの評価も高まり、実装を求める声もさらに大きくなるだろう。そのためにも、現在のスピード感を大切にしつつ、信頼できるハードを確立していくことが求められる。

KyoHA理事会のメンバー企業(KyoHA提供)
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