「9.11」テロが起きた時、欧州はこうした状況によく対応したが、今回も世代をまたがる同様な努力が必要だ。現代テクノロジー、とりわけAIが強力な味方になるだろう。欧州にも欧州をより安全にするのに役立つ企業がある。
また防衛に焦点を置いたからといって攻撃手段を磨くことが排除されるわけではない。欧州はロシアに対し、全ての敵対的行為は代償を伴い、かつウクライナへのさらなる支援に繋がる、と伝えることができる。
欧州はハイブリッド攻撃に課す制約に関する議論にロシアを巻き込むために、こうした影響力を使うことができる。ロシアが攻撃を全面的に止めることはないだろうが、双方にとってオフリミットとされるべき標的、例えば純民間空港について、ロシアが協議せざるを得なくなる可能性はある。それは大勢の死傷者を出す出来事が起きる可能性を減らしてくれるだろう。
ロシアの人命軽視や情報機関同士の信頼性の低さを考えると、こうした議論は時間の無駄だとして、NATOの専門家たちが懐疑的になるのは理解できる。しかし失敗するリスクはあっても、強い立場から制限に関する議論にロシアを巻きこむ努力はなされるべきだろう。それは命を救ってくれるかもしれない。
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戦争解決への道筋にも
この論説はロシアによる欧州諸国に対するハイブリッド攻撃に対する欧州側の対応策を論じたものであるが、的を射た提言と思われる。
ロシアのNATO諸国へのハイブリッド攻撃は、ウクライナ戦争をNATOとロシア間の戦争に拡大してしまう危険性を伴っている。ガブエフはNATO諸国国内での警察、防諜機関、対テロ機関の強化と、それら機関の連携の緊密化を提唱しているが、これは必要である。
