“りくりゅう”の愛称で親しまれ、フィギュアスケート・ペアでミラノ・コルティナオリンピック(五輪)金メダルを獲得した三浦璃来さん、木原龍一さんが、2027年1月から、自ら企画・制作に携わるアイスショー「りくりゅうのありがとうツアー presented by 木下グループ」の開催を発表した。今夏に2人が初プロデュースしたアイスショーの大成功に続き、今回は10都市をめぐる全国ツアーを実現させる。
ペア競技の人気定着と普及に向けた2人の挑戦からは、“旬”を逃さずに積極的に仕掛ける姿勢が好感を抱かせる。ペアに懸ける情熱が、アイスショーに新たなファン層を取り込むビジネスチャンスへとつなげる可能性も秘める。
全国に赴いて感謝を伝える
「(現役時代は)カナダを拠点に練習していて、試合に出場する形で日本に来ていました。みなさんに(試合会場へ)来ていただくことが多かったのですが、今回は、私たちが日本全国に赴いてペアの魅力を伝えたいと思いました」
三浦さんは9月15日、東京都内で開催された記者会見の中で、新たなアイスショー開催の経緯を語った。
「ありがとうツアー」のコンセプトは、三浦さんが語ったように、これまでの応援への感謝を伝えること、そして、ショーを通じて、ペア競技の魅力をさらに広めることにあるという。
木原さんも「たくさんのファンの方に支えていただき、現役を続けてくることができました。皆様に御礼を伝えたいのと同時に、ペアの素晴らしさ、カップル競技の魅力をもっと知ってほしいです。これからショーに向けて頑張っていくというモチベーションが2人に出ていて、ワクワクしています」と意気込みを語っていた。
ツアーは、27年1月8日に大阪・東和薬品RACTABドームでの初演を皮切りに、同じ同年1月下旬に広島、さらに2月中旬には北海道・旭川、3月中旬も熊本で開催することが発表された。各都市4公演ずつを予定し、最終的には9月ごろまでに全国10都市を巡る。他の会場はこれから発表されていく。
ツアー会場で使用するリンクサイズはオリンピック仕様の60メートル(m)×30m。競技会と同じサイズでペアのダイナミックな魅力を存分に伝える算段だろう。チケット価格は幅広いファン層の観戦を想定し、通常のショーよりも低めに設定するプランだという。
