2022年9月26日(月)

地域再生のキーワード

2014年10月16日

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磯山友幸 (いそやま・ともゆき)

ジャーナリスト

千葉商科大学教授(4月から)。1987年日本経済新聞社に入社。フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長などを務め、11年に独立。著書に『2022年、働き方はこうなる』(PHPビジネス新書)など。

 ワテラスコモンは13年4月に完成したワテラスの顔になった。1階には様々なイベントが行えるキッチン付のセミナールームがあり、扉をあけ放てば、公共広場と一体化して活用できる。2階には誰でも自由に使えるおしゃれなライブラリーがあり、地域住民だけでなく、オフィスで働く人や、ふらっとやってくる人たちの憩いの場になった。3階には安田不動産の子会社が経営するカフェと、小ホールがある。

毎月1回広場で行うマルシェ (写真:グッドモーニングス社)

 そこで展開されるイベントも「新旧の神田」にこだわったものが多い。丸の内の地域おこしで実績のあるグッドモーニングス(東京都目黒区、水代優社長)などの協力を得て、日本文化を知るワークショップなどを定期開催している。広場では月に一度、地方の農産物などを販売するマルシェを実施しているほか、夏の期間限定で、商業施設のテナント店が協力したビアガーデンも開いている。

ワテラスの広場は夏の夜間、ビアガーデンになる (写真:井上智幸)

 中でも松本さんが力を入れているのが学生マンション。約20平方メートルのワンルームマンション36室を、学生限定で貸す。月額家賃は6万5000円(他に管理費1万円)と都心の一等地としては破格だが、その代わり地域の交流活動やボランティアへの参加を義務付けられている。若者のエネルギーをコミュニティに注ぎ込むのが狙いだ。

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