「新京本店」

創業は終戦すぐの昭和20年。なにもかもが焼けてしまった町の中、前を向いて生きる人たちを力づけてきた、カウンター17席の大衆食堂。今の営業時間は、日が暮れる夕方18時から、朝日がまぶしい翌朝6時まで。日曜・祝日は休みをとっているけれど、昔は365日、24時間営業していたこともあった。当代主人は3代目。仕込みは女性で売り手は男性と、分担制で店を回しているという。まずはビールに口をつけ、ショーケースを覗き込む。なすの煮浸しを注文すると「温めますか?冷たいままで?」と、ちゃんと好みを聞いてくれる。ごはん茶碗を中心に、数品のおかずで食事をとる人もいれば、酒場かわりにしっぽりと飲む人も。けれどもへんに長居する人はそうおらず、さくっと食べてさくっと飲み、次の人に席を譲る。これから広島を旅するたび、この店で一日が終わるだろう。
住所:広島県広島市中区流川町5-9
TEL:082-241-1406




「広島グランドインテリジェントホテル」

広島駅とは目と鼻の先。南口から徒歩3分の好立地。エントランスからその先で、ここは中世ヨーロッパのお城かと目をこすったほど。部屋も、シングルルームから和室もあって、ひとりでも家族とでも。洋室はどちらも女性向きで上品な設え。
住所:広島県広島市南区京橋町1-4
TEL:082-263-5111


