1年以内に販売開始
ベータ版を使い出したのは今年8月というから、わずか3カ月でナイジェルはここまでシータ氏の日常を把握し、的確というべきかお節介とも言える機能を提供するまでに成長したことになる。シータ氏によると「使えば使うほどにナイジェルは進化し、よりパーソナルな情報を学び個人の嗜好を理解する」という。例えばシータ氏が妻と外食する際、ナイジェルは「ベビーシッターからの電話以外の全てを自動的にシャットダウンする」という。
キメラ社は2012年に設立されたばかりの企業であり、ナイジェルはまだベータ版の段階だ。しかし今後半年から1年以内にライセンス提供という形での販売を目指し、来年にはより成長したナイジェルを披露する予定だという。
ナイジェルは本当に現在のインターネット、AI、アプリなどのビジネスモデルをぶち壊し、世界を変える技術となり得るのか。答えが出るのはそう遠くない将来になりそうだ。
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